まずやるべきは勉強法の確立

確立以前の問題

 勉強とは、授業をただ聞くことではありません。授業その他で学んだことを自分のものにすることが、勉強です。そのためには、正しいかつ自分に合った勉強法の確立は必須です。ある程度以上の知識習得にはそれは必須です。ただやみくもに参考書を解き、問題を解いても学習効果は薄いです。

 なんてことはもう常識といってもいいレベルなんですが、学校や多くの塾でそんな常識を習う機会はありません。なので、勉強ってやり方が大事なんだよ、ということを知らない中高生もかなり多いです。

 逆転合格を目指すひとはもちろん、そこまでの量が必要ない人にとっても、効率よく学習できた方がいいに決まっていますし、自分の勉強の基本フォームを知っておくのは、将来役に立ちます。

教える側の責任

 そもそも勉強法というものをそこまで意識しなくても、漫然と参考書を繰り返しやれば、学習効果は薄いものの、そこそこの成果は出ます。そりゃあ、やらないよりは。そうしてそこそこの層が学校や塾の先生になる、というパターンが多いからなのか、「勉強法の重要性」をそもそも説ける人がいないというのもあるかもしれません。もちろん、大学入試で難関校を目指す、となると勉強法の重要性なんか常識中の常識なんで、その層を予備校などで教えていらっしゃる先生方はそこも高いレベルで取り扱っていらっしゃるでしょうが。

勉強法にはエビデンスが重要

 現代は、医学も科学も進歩しています。数年で一気に進歩し、常にアップデートされていて、ほんとに素晴らしいな、と思います。しかも、今のネット社会では、そういった情報にもすぐに手が届きます。そこで、しっかりとそういう情報を拾って、根拠を持って自分の勉強法を確立してほしいです。

 つまり、根拠のない勉強法は意味がないんです。例えば、勉強しながら音楽を聴く人が結構います。もれなく勉強はできないんですけど、それをする人から「自分はこのやり方が集中できる」という反論を受けることがあります。いわゆる「ながら勉強」ですね。ただこれの効果が薄いことは明確に医学的に照明されています。同時に両方やっているようで、実は脳の働きでいうとあっちこっち飛んでいるから、全然問題には集中できていません。こういった根拠のあるものをベースに自分の勉強がベストになるようなやり方を探していってください。

自分で見つけて改良していくしかない

 勉強法なんてものにあまり触れてこなかった中高生が、勉強法を確立させようとすると、なかなか難しいと思います。そして、勉強法の本を読んだり、YouTubeを見て、鵜呑みにしてしまうことがあるでしょう。失敗するのはいいと思います。そうして、アップデートしていけばいいので。ただ、これが失敗してしまう理由は一つで…結局ベストな勉強法なんて自分で見つけるしかないんです。「こうすれば効率よく暗記ができる」「こうすれば数学が得意になる」という方法はあります。ただ、人それぞれ、得意不得意もありますし、興味関心も違います。なので「まず英単語を覚えきる」と言われてもそれに対するハードルも人によって違うわけです。得意な人と苦手な人でも違うし、得意ではないけど興味がある人もいるかもしれません。また、目標も人によって違います。超進学校から東大を目指す高校生と、大阪の公立中学から北野高校を目指す中学生では勉強の量や順番も変わってきます。なので、自分の頭で目標との距離や、自分の得意不得意、自分の性格なども踏まえ、自分だけの勉強法を探していきましょう。

勉強法の確立が最大の勉強

 ここまでにすでに書いたことですが、学生時代に自分の癖を理解し、勉強法を確立することは、なによりの勉強であり、将来もっと専門性が高く量も半端じゃないことに挑戦をしていかないといけないことを考えると、ここが本当に重要になってきます。そして、自分の頭でそれをつくっていけば、自分の目標が変わったときに自分でカスタマイズもできますし、その過程で様々な知識にも出会えますし、情報リテラシーも磨けると思います。色んな勉強法だけではなく、脳のメカニズムや、人の生活習慣に関するものを自分で勉強して、どんどんとり入れましょう。

 もっと具体的な話はまた今度書きますので、そちらも情報の一つとしてご一読いただけたら、と思います。

オススメの本

E判定からの大逆転勉強法

 これは有名な本だと思いますが、表紙や見出しがそんなにチャラくないせいで、そこまでバズったり話題にはならないような感じですが、これはもう受験生必読です。5教科の勉強法を小手先ではなく本質を教えてくれるので、中学生でも高校生でも学べることが多いです。絶対まず読んでほしいのが英語の章にある「偏差値とはなにか?」という話です。これは僕が大学で資格試験を受けるときにも同じことを言われたので、暗記の本質なんだと思います。

独学大全

 これはさっきの本よりも有名じゃないかと思います。タイトルに「独学」とあるように、大人(もしくは大学生)がなにか独学で勉強を始めるときの方法を書いているめちゃくちゃ分厚い本です。学校に行ってる中高生には独学をする機会はあまりないかもしれませんが、この本は独学というより、なにかを学ぶための本、という感じなので、勉強するということの基礎としてこれを読むのはオススメです。ただ、分厚い割に読みやすいとはいえ、分厚いのと勉強の本質を書いているので、中高生にとって即戦力の情報とはならないかとも思います。分厚いんで値段も高いですしね。

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