勉強しているのに成績が伸びない――
これは中学生に最も多い悩みです。
ただ、多くの子は
「理解していないから点が取れない」
と思っていますが、実はこれは半分正しくて半分間違いです。
成績が伸びない最大の理由は
“理解度の低さ”ではなく、“処理の順番が崩れている”こと
にあります。
これは家庭でも学校でもほとんど語られませんが、
短期間で点が伸びる子・伸びない子の違いはほぼここに集約されます。
理解しているのに点が取れない理由は「手順の迷い」
問題を解くとき、子どもの頭の中ではこの順番で処理が行われます。
- 問題文の情報を整理する
- 何を求めるのか判断する
- 使う公式を選ぶ
- 計算手順を実行する
成績が伸びない子は、このうち
②と③が曖昧 です。
つまり、
- 何を求める問題なのか
- どの公式・どの考え方を使うのか
ここで毎回迷う。
この“判断の遅さ”こそが得点を落とす最大原因です。
手順が崩れると、理解してても点は伸びない
典型例を挙げます。
- 方程式を立てるべき問題で数値代入し始める
- 計算前に文章を読み直すクセがない
- 公式は知っているが「どの場面で使うのか」が分かっていない
これは“理解不足”ではありません。
判断基準を持っていないだけ です。
判断基準がないと、
- 解く方向性を間違える
- 同じところで毎回迷う
- 処理速度が落ちる
- テスト中に時間切れになる
その結果、
頭の良さとは関係なく点が伸びません。
短期間で成績を上げるには「判断基準」を見極める
逆に、短期間で急に点が伸びる子は、
次のような“基準”を持っています。
- この単元の問題は〇〇型が多い
- このタイプは比例ではなく一次関数
- 条件が2つあるから連立方程式
- 図の形がこれなら面積問題は〇〇を使う
つまり、
問題を見た瞬間にやることが決まる状態。
この状態になると
理解は同じでも点数は爆発的に伸びます。
学校では「手順の型」を教えていない
中学校の授業は
- 内容の説明
- 公式の導入
- 問題演習
で終わります。
しかし、
「どの場面で何を使うのか」という判断基準
はほとんど教えられません。
授業が進むほど、
「覚えること」が増えるのに
「使い分け方」は説明されない。
ここが勉強が苦手な子がつまずく理由です。
短期で伸ばしたいなら“判断基準”を作るべき
多くの中学生はこう考えています。
「理解すれば解けるようになる」
しかし実際は逆で、
理解していても“判断できなければ”解けない
です。
短期間で伸びる子に共通するのは、
「どの問題がどの型なのか」
を先に身につけること。
たとえば数学なら:
- 方程式で解くべき問題の特徴
- 関数問題に入ったら必ずやる最初の一手
- 図形問題のときの処理順
- 確率の型(場合の数・樹形図・組合せ)
こうした“判断の型”を先に作ると、
理解は自然に追いつき、点数が安定します。
まとめ:成績が伸びない原因は「頭の悪さ」ではない
以下のどれかに当てはまるなら、
あなたの成績が伸びない理由は 理解不足ではありません:
- 問題を見ると固まる
- 何から手をつけるか迷う
- 単元が切り替わると判断がブレる
- 計算はできるのに文章題で詰まる
これはすべて
“判断基準が作れていない”だけ。
逆に言えば、
判断基準さえ作れば
短期間での点数アップは十分可能です。

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