ここ10年ほどで急速に進学実績を上げてきた関西が誇る超進学校です。この高校については様々な視点でお話したいのでこの前までの数校とタイトルを変えてます。進学実績も併せて載せます。
西大和学園の基礎情報
西大和学園高校とは、奈良県北葛城郡河合町にある私立の進学校です。関西でもトップクラスの大学進学実績を持つ学校として知られており、東京大学や京都大学などの難関大学に多くの合格者を出しています。
もともとは男子校として設立されましたが、現在は女子生徒も受け入れる共学校となっており(2014年から)、全国から生徒が集まる進学校になっています。
学校の特徴
西大和学園の最大の特徴は、難関大学への高い進学実績です。東京大学や京都大学への合格者数は関西でもトップクラス(特に東大)で、毎年多くの生徒が難関大学へ進学しています。特に最近では、関西では珍しく東大志向の強さを見せています。
また、寮が設置されているため全国・全世界から生徒が集まり、学力の高い生徒が集まる環境になっています。
関西以外からの優秀な生徒の獲得
寮が充実している高校は意外と少なく、県外や海外から進学校に通おうと思うとなかなか厳しい状況にあります。特に両親が海外に仕事で残るから生徒本人だけが進学するパターンはニーズがあるのに対応できない高校が多いのが現状です。西大和学園はそこのニーズも満たし、全国・全世界から優秀な生徒を集めています。具体的には札幌・東京・愛知(正式には“東海会場”。なぜその表記なのかは不明)・岡山・広島・高松・福岡・沖縄会場が設けられており、ほぼ全地区を網羅されています。また海外についてはシンガポール・ロサンゼルス入試が実施されています。この会場にはシンガポール・ロサンゼルスだけではなくタイやマレーシア・カナダなど近隣諸国から多数生徒が訪れます。
他校と重ならない日程
通常、大阪なり奈良なり、高校入試は公立高校はもちろん私立高校も同じ日程なので受験校はどれか一つに絞らないといけないんですが、海外入試は12月、国内の他地域入試は1月前半という他の高校とはかぶらない日程かつ早めに入試が終わるので優秀な生徒が殺到します。個人的には他の高校もこの制度をとった方がいいと思いますが…。
だが難易度は高い
センター試験や共通テストの追試と同様、もちろん難易度は爆上がりします。実際にここ数年海外入試も本校入試も対策をしてきましたが、2024年度など数学についてはシンガポール入試はとんでもない難易度で生徒の問題用紙を見て頭をかかえました。一方で同じ年度の本校入試の数学はかなり易化していましたしこの年は特に顕著でしたが基本的にはこういう傾向です。より詳しい話や情報はこちらまで→お問い合わせ先
東大・京大・阪大の進学実績 ※現役生・浪人生合算
次は西大和学園の進学実績を見ていきます。今回も東大・京大・阪大にしぼってます。
北野高校 東大・京大・阪大 合格者数(2016〜2025)
| 入試年 | 東大 | 京大 | 阪大 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 2016 | 28 | 63 | 31 | 122 |
| 2017 | 35 | 55 | 33 | 123 |
| 2018 | 30 | 58 | 37 | 125 |
| 2019 | 42 | 42 | 36 | 120 |
| 2020 | 44 | 52 | 30 | 126 |
| 2021 | 76 | 57 | 36 | 169 |
| 2022 | 79 | 63 | 39 | 181 |
| 2023 | 73 | 61 | 31 | 165 |
| 2024 | 71 | 60 | 32 | 163 |
| 2025 | 71 | 53 | 33 | 157 |
やはりこの学校において注目すべきは東大の合格者の増え方です。北野高校や灘高校もそうですが、かつての「関西の高校は京大」という傾向が上位校から変わっており、全国的に東大志向になってきている筆頭の学校です。それゆえ、京大も本当に素晴らしく優秀な学校ですが、東大とはやはり人気面で差が出はじめている中で京大の合格者も(阪大の合格者も)減らすことなく東大の合格者を増やし続けています。
西大和学園飛躍の秘訣
これについてはやはり3点あると思います。
全国・全世界から優秀な生徒を集める
こちらについては既述のとおりです。
強い営業力
生徒獲得のための営業網は全国津々浦々に渡り、大手の塾などにへのアプローチも本社一括などではなく全ての校舎を回るような隙のない徹底した営業で優秀な生徒を漏らさず獲得します。このあたりの「優秀な生徒を一人でも多く入学させる!」という気迫は現場でもひしひしと伝わってきます。
徹底した管理体制
この3点目がかなり重要です。一定以上の学力にとって生徒本人の自主性に任せて指導する効果も高いです。日本トップの灘高校などは昔からその筆頭です。それに対して、西大和学園はかなり徹底管理で生徒の学力を引き上げます。これについては生徒の特性に合う合わないもあると思いますが、優秀とはいえ中学生・高校生という年齢ということを加味するとある程度学校なり塾なりが一定の管理をし、導き道筋をつけてあげることは多くの学生にとって効果的だと思いますし、学校の色がはっきりとあるので学校選びをしやすいのもプラスに働いているのだと思います。
なんとなく進学校だから入るだけではなくそういう厳しさを選ぶ生徒や保護者も多いと思います。
より詳しい話や情報はこちらまで→お問い合わせ先

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